有機と化成の両方使った美味しい苺

ちまたで有機肥料と化学肥料の話で消費者や農家でもいろんな意見が出回ってます。

当園は両方使用しています。

歴史から紐解くと大昔は必然的に有機肥料しかなかったので歴史も長く使用されている継続的な安心感があります。

化学肥料はここ100年で一気に飛躍しました。

よって有機肥料の方が歴史的に安全だと思われてます。

しかし科学が大きく発達したのもこの100年間です。

今の科学は効果はもとより安全面でもクリアできないものは使えません。特に食べ物に使われる物は厳しく法律により守られています。個人的な勉強の結果、有機物の方が大腸菌等の弊害があるので使うタイミングを間違えると危険だと思ってます。とはいえデメリットを処理できれば有機物の方がミネラル等も含めて豊富なので美味しいものができます。

化学肥料が使われだしたのは有機肥料が主体だった時に使った人の収穫量や品質が上がったからに他ありません。

その後、生産性の向上と共に化学肥料が主体となりましたが、乱用と有機物の貯金が減り、相まってだんだん病害虫が多くなりました。

最近では科学的な目線から有機肥料を使う人も出てきたのでまた有機肥料が良いと言われ始めました。が、お客さんが買える金額とコストを考えるとなかなか素人が目指すのは大変です。

ここからは個人的な意見ですが、過去有機肥料で既に下地ができていた時に化成肥料を使うから効果が出ていた。しかし長年化成肥料しか使わなくなり、化成肥料が余り有機物が不足して有機物を入れた時にまたいいものが取れて有機肥料が良いとなっている様に思います。

だから当園では有機肥料や微生物資材を主体に化成肥料を足してあげると良いものが取れると思ってやっています。

有機にも化成にもいい所があるので、要は使い方です。

どちらも乱用は良くないので適度な使用を心がけています。

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