私は食品衛生の目線より農薬は多少なりとも必要と考えています。特にそのまま食べたり、加熱しないものは強く必要性を感じます。
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ただ、農薬と言っても殺菌剤についての話です。
私は殺虫剤に関してはいかに減らせる事ができるかを考えています。
殺虫剤
虫に関しては作物が食べられると商品価値が無くなったり、そもそも作物が育たなくなる場合があります。
殺菌剤に関しては見えない食中毒が怖いですが、虫に関しては見れるので取り除けるし、食べたら人間が体調を崩すということは聞いたことがありません。(精神的を除く(笑))
だから、殺虫剤に関しては減らせる事ができたらいいなと考えています。
本当は見えない方が怖いんです。
しかし虫もやっつけないと売れる物かできません。
そこで導入するのが天敵です。
天敵とは
まさに害虫を食べてくれる益虫です。
これはオランダから輸入しており、外来種なんですが
これは農水省で生物農薬として登録されているものです。
これは農業生産管理工程の国際基準GAPと呼ばれるものでも推奨されている栽培方法です。
これにより、農薬の中で殺虫剤に関しては減ります。
農薬の残留も減りますので肝機能等の解毒器官の負担が減ります。
ただどうしても益虫とはいえ、虫なので商品に混入する場合があります。
ここのあたりはどちらかを選んでいただくしかないのですが、私は自分がお客様に安心してオススメできる方法として取り入れています。
多少の虫の混入のご理解をお願いします。
安心と安全の違い
虫も衛生面という意味では不衛生なのかもしれませんが、食べて悪影響という物は一般的には少ないですが菌は怖いです。
私は食中毒になるくらいなら虫を食べます。タンパク源です(笑)
また農薬について悪い噂も流れていますが、科学技術は上がって人間に影響のない農薬も沢山でています。
ちなみにこの理屈はアボカドでも当てはまり、アボカドは人間は平気だけど、他の生物にとっては猛毒です。
また人には猛毒のベニテングタケも虫にとっては良いエサです。
我々農家も農薬はコストだし大変な労力なので、使わない方が良いのです。
見た目を気にされるから、殺虫剤をかけ、
病気から守るために殺菌剤をかける。
きれいで無農薬で虫もいなくて衛生的は存在しなくて全て因果関係なんです。
少しずつ発信して見た目以上の美味しさや安全を伝えていくしかないと思います。
でも農薬減らすと味が上がるし、その考えで作ってますので蜜蜂は毎年増やしてお返ししています。(殺虫剤かけ過ぎたら蜜蜂も死にます)
今、消費者が求めてる「商品がきれいで農薬を余り使わない物」はどちらかというと
「殺虫剤を沢山使って殺菌剤を減らす」方向に考えてしまいます。
これは食品を生きる為に摂取するという意味では真逆の方法です。安心ではあるけど安全ではない。
虫は安全だけど不衛生。
心と現実の差です。
受け入れる方は難しいですね。
だからこそ安心と安全のバランスをとって、いちごを美味しく食べてもらう為に日々、いろんな分野の勉強を農業に応用していきたいと思います。、
はじめまして
神奈川県葉山町にあるお菓子屋サニー&サンズと申します
現在、今年の12月から使う苺の仕入先を探しております。
当方小さなお店なので、沢山の量の発注ではないですが、業務用の苺のお取り扱いはございますでしょうか?
詳細などご連絡いただけると幸いです
宜しくお願い致します