苺農家なら常に苺がある。は間違い!?

流通のプロでも勘違いしてる人がいますが、苺農家だからといって、常に安定的にいちごがある訳ではありません。

特にこの時期の苺は寒さや日照不足、一回目の着荷負担(実を作り育てた負担)で弱っています。

苺の生育のローテーションですがおよそですが、芯部から葉が3枚でて花が来ます。
開花後、冬季は40日、春季は25日程度で収穫になります。
また、春の方が株も根もしっかりできて株分かれします。さらに温度も高く、日照時間も長いので沢山穫れます。

どのシーズン通してもですが天候や株の疲れ具合等で早くも遅くもなります。

農業も工業製品の様に計画的に作れと言われてますが勉強したからこそわかるのですが、実際にそれをやるのはとても難しく、やる為には設備投資が必要でおそらく3倍以上の値段になるお約束を15年契約してくれて初めて実行できるかも?というレベルの大変さです。

そうなると持続可能でもないし、環境負荷も大きくなるし沢山穫れる時はどうするの?と様々な課題がでてきます。少ない時の対応は求められるのですが、多い時の対応を何とかするという声は上がらないのが原因なんです。

今季は苺が細かった為に株の負担が少なくて次の花はかなり盛ってますが、しばらくは苺の少ない状態が続きます。

これでも手入れをして花数を少なくしたのですが、次は仕事が大変になりそうです。

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