森強の苺栽培のこだわりのポイント 農薬編

食べ物の安心安全の根拠

私の農法では食品衛生学も取り入れています。
私は民間に開放されている高知大学で加工や衛生面など、食品について学ぶ「土佐FBC」で一年間で160時間の座学を終了した中で、考え出した現時点の方針をお伝えします。

農薬は食中毒の危険を抑える為にも使います。
植物への病気対策の為にも使用しますが、
これだけ食品衛生を徹底しても出てしまう、食中毒の原因は概ね原料。つまり農産物からの持ち込みが多いです。

確実に言えるのは

「食中毒は出した時点で命にかかわります」
報道でもあるように被害者、病院、保健所、加工や販売業者に迷惑をかけます。営業停止中は消費者が他の食品も買えない様になります。

これらは生産者側も軽視してはいけませんが、現行それを沢山の農産物から定期的に検証できる術がありません。
よって農薬を使ったリスクと使わない時に考えられる弊害を考えて、
だからこそ農薬を使うという選択肢を選びました。

但し農薬の種類にもこだわり、花が咲く頃から毒性が強いもの(毒物・劇物農薬)は余程の事がない限り使いませんし、主体は食品添加物でも使われる自然界では安定しない殺菌材を使うので直ぐに分解されます。
それに有機農法適合農薬、普通農薬(毒物・劇物農薬を除く、一番影響のないもの)を回しながら影響が少なくなる事を配慮しています。

妊婦さんが安心して食べて、元気な赤ちゃんを産んで貰える事、赤ちゃんに食べさせても安心と思ってもらえる事を想定して、独自の農薬基準設定をしています。

生野菜を食べるのは世界でも稀で、それを食べられる衛生的な農産物を作る日本は間違いなくトップクラスです。それでも可能なら加熱をオススメします。

苺はむき出しで皮をむく食べ物でもないし、基本加熱をしません。
だからこそ衛生面は普通の農家の倍は気を使っています。

20130119194632

古いですが親戚の子供です(笑)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です