苺のヘタが枯れている!これは美味しくなる兆候

お客様からも時々、ヘタが枯れてる!
古い奴を入れたの?
と不信に思われる事があるので書きました。

写真にあるように、出蕾と同時に既に葉っぱが枯れてる状態で出てきます。

これは生理障害ではありますが
実は甘くなる兆候です。

例えばフルーツトマトも尻ぐされといって先端部が黒く変色してしまうので売り物になりませんが、尻ぐされが出てくる頃からフルーツトマトに変化してくるのです。
ガク枯れは尻ぐされと同じなんです。
苺の場合もヘタだけの場合がありますが、行き過ぎると蕾まで枯れて花を除かないといけないので
ヘタの先端部分が枯れてるくらいがちょうど美味しいです。

技術的な事を言うとカルシウムが足りてないと言われてますが、しっかり対策していても出てくるのでカルシウム不足というよりカルシウムより必要な成分が優先された結果、カルシウム不足になるのではないかと仮説をたててます。
これを拮抗作用といいます。物理的な供給バランスと植物生理による摂取の選択。
これより後は学者の仕事なので突き詰めません。(笑)

結果論ですがヘタの枯れは美味しさの証明みたいな状態なので、今年も良い苺の提供ができそうです。

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