夏も次の苺シーズンの為に大忙し

先日、とある方とたまたまお会いした時に
「黒くて見えんかった(笑)」
と言われるくらい確実に焦げております( ;∀;)

理由は先日から突風か大きい旋風で壊れたハウスの修繕しています。

足場の悪い、古くなった鉄のパイプハウス屋根の上に上がりビニールを外し、パイプを切断し、酷いサビは鉄ブラシで削り、ペンキを塗り、またビニールを張ります。

こちらはビニールを巻き上げる時に使うパイプ。巻き上げる理由は温度が高くなり過ぎるので換気の為です。

少しの曲がりですが、これが巻いていると厚みが変わり、最後まで巻き上げられなくなります。

苗を優先するのでだましだましやってましたが、苗が一息ついたので決行!

高い所に上がるので携帯を置いて上がってたので写真は無いのですが、人の力では無理「ひ」の形で曲がってた所もあります( ;∀;)

これをパイプカッターという道具で切断し、新たなパイプを取り付けます。

それが終わると酷く錆びた所は鉄ブラシで削ってペンキを塗っていきます。

ペンキはハケで塗ると丁寧ですが終わらなくなるのと、高い所で体が固定できずに危ないので、
当園はシンナーに強い手袋をつけ
軍手をその上にかぶせて軍手にペンキをつけて握りながら塗っていきます。

塗り方は多少雑になりますが、体を支える事ができて面積が大きいので早い。
真夏の熱中症も言われる高所作業。危ない所ではスピード命です。

それでも無理な体勢、鉄の温度が高い事もあり、汗の量は尋常ではありません(゚Д゚)

またこのペンキ普通よりかなり強力!
ローバルというやつですが
普通のペンキの価格約二倍!
それでもオススメと言われて購入。
二回目だけど確かに凄い。
剥がれ落ちにくい。サビの再発が多少減少!
効能は文句なし!

ただ強すぎて、シンナー対応手袋でも耐えられなくて手がヒリヒリする。
手袋外してみると、内綿がズタズタになってました( ;∀;)
強力過ぎて中まで浸透して接着剤まで溶かしてたんでしょうね( ;∀;)


内綿ボロボロ


内綿外れて粉吹いてます


こちら同じ手袋のペンキついていない方

それが終わってから40M×7M×0.15MM(一番厚みがある)ビニールを一人で二枚コトコト張りました。(厳密にはポリフィルムです)

普通最も人手がいる作業なんです。
風が吹いたら一瞬で飛ばされるからです。
この作業で過去何人亡くなられたか。というリアルな話です。
汗かくとズボンが張り付いて身動きしにくくて危ないので携帯は置いてます。高さは以前秋に撮ったものです。

写真では伝わりにくいかもしれませんが結構怖いです。

早朝や夕方の風が無い時に広げます。
きれいに長さを合わせないと足りなくなったり、歪んで後で困るので調整しながら端から端まで右往左往。
地面なら簡単ですが足場は鉄パイプの上。グラグラ揺れます。
調整だけでも半時間は必要です。

調整が終わったら、飛ばない様に固定する道具をはめ込んでいきます。
その後は空気交換の為の天窓を作るので、鉄パイプとフィルムを道具で止めて巻き上げられる様にしていきます。

これもフィルムが歪んでいたり、止め方が雑だと平均的に巻き上がらないので開き方にムラができるので丁寧に仕上げます。
それでも巻き上げないとわかりません。

何度も開けたり閉めたりして調整を重ねて終わり。
最後は煽られない様に全体を部分的にネットで覆いながら固定します。

新品は気持ちがいいですね。ただ夏は暑いので影ができる方がいいので古い方が汚れていて遮光するのでいいのかも。
また焦げてた理由もただでも暑い真夏にフィルムの反射光を浴びてたからでした(笑)

こうやって施設園芸農家は、休みの時も修繕や苗作り等をして
次のシーズンもより良い農産物を出す為に日々汗をかいています。

苺の苗も大きな病気も今は見えず順調です。
定植まで後一ヶ月です。

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