無農薬殺菌と土の肥料化

苺が終わったら何作ってるの?
と良く聞かれます。
当園では、苗と土を作ります。

苺が終わったら、来年の作付けの為に準備をしていて
昼間こそいませんが、用事がなければほぼ毎日ハウスに来て作業しております。

平年より一ヶ月遅れてやっと始めました。
農薬に頼らない、夏場の太陽の力と高温を利用します。
これを太陽熱消毒(高知はサウナ処理)と言ったりします。

当園のやり方は使い古しの二重張りしたビニールを土にかぶせて、間に水をダブダブにいれます。
どうしてもそのままだと土と、土と土の間にある空気層が断熱していまい、土の中の菌が死にません。


写真はビニールと土の間に水を入れています。

そこで水を入れる事でお湯にさせ、できるだけ深い所まで滅菌していこうとやってます。

また作物に有効な醗酵菌などは高温でも生存できるので土作りを兼ねて有機物を入れて土ごと醗酵させます。

すると土の中で菌同士が住居を作ります。
これは作物にとっては、微生物が有機物を噛み砕いてくれたり、死んだりした時に栄養になります。

これを土ではなく有機物でやった時は「ボカシ肥料」として販売されています。

一度醗酵させているので、化学肥料等より作物に優しく、使いやすい。 
ミネラル、ビタミンが豊富といい事ばかりですが、
人でいうとカロリーが足りないので、化学肥料よりは沢山必要になります。

脱線しました(笑)
これを夏場で約30日続けると、フカフカになった土ができます。
匂いもお日様の匂いがして気持ちいいし、ずっと触っていられます(笑)

後は8月の天気が良いことを祈ります!
さて、これからは苗作りに集中します!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です