もしいちご農家がレモンを指導したら

当園は食の価値を届けるを経営理念に、それに共感できる農業を目指している方を有償で栽培指導しております。

さて今回はレモン。
果樹は初めてなのですが、ビニールハウス新設投資して、三年は収穫が難しいのに、最初から失敗して本来活性化する時期から落葉していて症状の原因がわからないとの事で相談を受けました。

師匠は自分でなんとかしなさい!(多分その症状になった経験がない)
農業普及所も我慢して落ち着くのを待つしかない。(精神論?調べもしなかった)

声がかかってきたのも藁にもすがる感じでしょうね。
という事で初めての事ですが対応を指導。

結果は良好!
葉の様子もテカテカ、成長も順調。
なぜか「めちゃくちゃ良くなってる」
と視察が来てるそう(笑)

喜んでもらえるのは嬉しいですが、そんなに難しい事ではない。
知らなくても調べたらすぐにわかった内容です。

しかも本人が後で調べたら
「その条件下では、枯渇する病気が蔓延しやすい。その症状が見えていた。対応が早くて消えたから助かった。」
その話だけは顔を青くさせ声が低かった事が印象でした。
たまたま対応がその条件を無くすものだったので、本当に安堵です。

指導体制が曖昧なままの産地

新規農家の受け入れ含めて指導体制に不安です。
せっかく来てくれた人を破産させてしまうのか?
移住者や就農者をただの数字としてしか見てないのではないか?

本気で心配してあげてるならば、自らわからずとも果樹試験場の専門技術員に聞く等の対応も可能なはずです。

嫌な話ですが、人生を預かるつもりがないならば良いイメージだけで移住歓迎等はしてほしくないです。
移住と就農と中山間地域対策をセットにして解決
これは行政と地方の都合です。

行政も地元もお願いして来て戴いてるから手助けはしっかりしようとサポート体制には向き合ってほしいです。

結果的にこういった指導対応で家族を不幸にさせないために自己責任と判断をしていくと目を覚ました本人。
よってスパルタですが、
「どのようにしたいからこの様にやる」
という話をしてもらいます。
私は聞いてからダメ出しや、それをやることによる未来予想を伝えました。

労働力含めて色々あるので、理想通りにも、私の指導思惑にもなりませんが、自己責任という意思を尊重します。
私が行けなくなってもおかしくなる前兆や良い状態、作物を見るセンスとイメージ作りを先に磨いて貰おうとしています。

今回の件に関しては高知県で住み農業に携わる者として、嫌な気持ちだけでは終わってほしくないので、ケツ拭き兼ねて一年無料サポートします。

高知は次世代農業に躍起で、トップ農家の事しか見てません。
新規農家や新しい取り組みを始めようと衰退する田舎に移住含めて一肌脱いだ弱者の配慮に欠けてます。

田舎で生計を建てられる、子育て世代が生活の不安がない農業を作るのも次世代に繋げる大切な事なんですけどね。

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