今年初解禁!噂の苺、新品種

届きました。苺の親株(*´∀`)
苺苗は民間、県、国がそれぞれ独自の苗を作っています。

苺の品種

高知は四国、四県の中で苺に力を入れてないので、県が開発することがありません。他の三県はやってるので羨ましい限りです。

今回、私が手に入れたのは国の農研機構が開発したものです。

新品種の開発には数年〜十数年単位になります。
既存の苺の優位な所を見つけ出し
違う品種の雌しべと雄しべ交配し、場合によっては父母を逆にし、種を取る。
種から育てて来年に結果がわかります。

それぞれの良い所。
色、艶、形、収穫量、大きさ、糖度、美味しさを引き継いでいるのか?を調べるのにまた数年。
突然変異やたまたまの場合もあるので、
それを数百、数千本単位から見つけ出します。

それでいいと感じた苗でも、生産者、流通、消費者が気に入らない。となるとまた消えていきます。

今回、国の開発した苗としては「さちのか」以来の期待苗という事で少なくとも12年より前の流行った品種ですので、その大変さが伺えます。

苗作り

苗はとても大切で、農家の中では
「苗作9割」と言われるほどです。
しっかり育てないと枯れますし、収穫できる量も減るので、農家の生活に関わります。
実際私も農家三年目迄はこの苗作りに失敗して三年大赤字でした。
だから相当大事です。

苗の更新

苺は基本毎年更新です。
私が全滅させていた時はベテランでも苦労するほど枯れてました。
そこで苺の収穫が終っても二年物を使った所もあったそうですけど、今は聞きません。

苗を更新する理由は、老朽化した株で作ると美味しさやとれる量も減るので豆に更新しています。
全国の苺農家は一粒の苺を作るまで約一年かけて苗を作り、育てています。

今回届いたのは親株です
残念ながら今年は植え付けも間に合わなかったので来年になります。
無理矢理引っこ抜いて植え替えも可能ですが、適正タイミングも完全にずれていますので、きちんとした評価もできないのでこの子らはやりません。
来年お楽しみに!

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