敬意を評して
まずはこの方無しで私の苺が表舞台に立つことは無かったでしょう
松田高政さん
(株)こうち暮らしの楽校
食の六時産業化プロデューサー
最高位レベル5(全国でまだ5人くらいだそうです)
私の苺は世間から言うと評価して貰えないものでした
というのも、私は農家ではなかった事。
農協に属してなかった事で一般の農家さんの言う腕利きの農家ではありませんでした。
「いいものを作る」
私は美味しいものと思ってましたが、市場では形である規格のみが評価の対象でした。
篤農家(とくのうか:凄い農家さんと思って下さい)に勉強に行けと言われて紹介された農家さんの所へ
お世辞にも美味しい苺ではありませんでした。
「農協は味を言わないから、沢山きれいな形を作って上手にパックに詰めたらいい」そう言ってました。
今なら言ってる意味がわかりますが(こちらの方が確実に生活費稼げます)、当時の私は苺嫌いな子供がいるという体験をしたばかりで全く受け入れられませんでした。
松田さんとの出会い
そんな時に自分の生活と顧客満足とは?で悩んでた私は色んな人に話を聞きにいきました。
別の方ですがその時に知り合った某社長の座右の銘
「打たん太鼓は鳴らん」
これを教えて貰って
「自分は消費者から生産者に変わったんだから、間違えてない」
それからは自分の商品を評価できる人を探そうとしました。
その中で騙される事もありましたが、諦めずに動きました。
そんな時に知り合ったニンジン農家さんが会わせたい人がいると紹介してくれたのが松田さんでした。
松田さんは日頃から
「私は陰の人だから。陽の目に当たるのは実業してる人」と縁の下の力持ちを徹底してる人でした。
私の思いを伝えて苺を食べて貰った時にすぐに動いてくれて【ミシュラン三星・高級老舗料亭 京都吉兆 嵐山本店】に採用が決まりました。
松田さんからも興奮した声で電話がありました。
「大変名誉ですよ。私が高知でも相当レベルが高いと紹介しても10に2つ通るかどうか。板場の皆がOKださないと採用して貰えないのに、直ぐに料理長が使ってくれるとの事でした。」
私の苺が高級料亭にみとめてもらえた
さらにその後、京都吉兆の幹部会で私の苺を提供したいと声をかけて貰って絶賛されたと。
おそらく農家では初めてであろう、総料理長から署名と捺印されたお礼のお手紙を頂きました。
「私共が御出しする料理は良い農産物があって初めて喜んで貰えるものになります。〆のデザートまで気を抜けない。どんなにメインまでよくても最後の余韻はデザートが決めるので、メインに負けない物を御出しします。森さんのは素材のまま楽しんで貰った方がいいと判断し、一切手を加えていません。これはうちの水菓子として役割を果たしています。京都吉兆本店で使っている事を言って貰って大丈夫です。高知県の役にたつ人になってください」
これもまた松田さんが興奮して連絡くれました
「普通、森さんが何かをやらかしたら、吉兆さんも迷惑かかってくるので普通は許可しないんです。」
評価して貰えない苺が最高の名誉を貰えた瞬間でした。
以下は松田さんから私の苺を初めて食べた時の感想です。
初めて森さんと知り合って、なぜか大きな苺ができてしまうということで見に行ったら、大きいのレベルを超えたサイズで衝撃的でした。
では味はどうだろう、よくある大味ではないかと思いながら通常は酸味があるヘタの部分から丸かじりすると、なぜか甘みが強い。
2口・3口と先っぽまで進んでも味の違いがあまりなく満遍なく甘い。食べ終わった時は、口の中が癒され、自然と笑顔で幸せに包まれていました。
これは、農家のお困りごとではなく、これまで、感じたことがない苺の食べ方・美味しさが体験できると。
この瞬間、私は森さんの苺を日本のトップクラスの料亭に提案して、世界中の食通の人に喜んでもらおうと決断しました。
僕の苺が気になったら一度連絡ください。
TEL:09075733434
E-mail:strawberry.mori@gmail.com