去年は私の病気の為に一年お休み頂いてたのですが
その間、お隣さんのご厚意で苗のハウスの面倒を見てもらってましたが、
残念だけど苗も処分せざるをえなかった悔しい思いをしました。
今年、苗を譲って貰ったものの、枯れて全滅してしまう病気がでて苦戦していました。
詳しくはこちら
それもなんとか乗り越えて
現時点での病気発生は12000本のうち1本!
時間はかかりましたが好成績!
やりました(*´∀`)
芽なし株
しかし残念な事に、苺が今後育たない株がいくつも出てきます。
病気ではないし、いちごも収穫目前まで育ってるタイミングで百本近く処分しないといけないのは心も体も大変な負担です。
どのような作業をするかというと、引き抜くだけですが、植えて約一月半で多くの根っこを作ってる為に力が必要かつ、隣の株の根っこを傷めない様にです。
病気と違って丁寧な除去が必要でないのは幸いです。
一株の全体
ズームアップ。花の後の葉っぱがない
可哀想だけどここでリタイア
芽なし株とは苺の花を作った後に葉っぱも花も二度と生産できない状態になります。
普通の株であれば、花の後に葉っぱが四枚続いたらまた花を上げるというローテーションをします。
芽なし株になると、葉っぱを作らないので
老朽化した少ない葉っぱのみで株の維持活動と花を実に変えていくので
エネルギーを満足に作れない、分配できる量がないので苺の全体に必要な量が行き渡らず、株も弱り美味しくない実になります。
一粒くらいは取れますが当園は引き抜いています。
それでは食べてくれた人の幸せを奪ってしまいます。
わざわざ当園のいちごを選んでくれた方に
美味しくないイチゴだとわかっている物を提供する事は理念に反します。
時間はかかりますが、次に繋げます。
やり方はランナー(苺の株を増やす紐状の生理活動)を横でピンどめするだけ。
結局苗作りと同じです
苗作八割
とにかくイチゴ作りは苗をしっかり作らないといけません。
枯れては甘いいちごすら取れないし、芽なしは品種特徴の関係も大きいのですが、これを減らす努力をしないといけません。
以前は三千足らずで千本引き抜いた事もあります( ;∀;)
甘くて美味しい苺
やはりここが基本です。
そこから、次に背景に興味を持ってもらえます。
食の価値として、幸せ、美味しいの共感、満足を
三方よしでつなげていきたいです。