当園では前年の苺の後の土作りを兼ねて太陽熱を使った消毒をします。
多く病気が出たり、過去そういう事があった方は農薬による消毒をしたりもしますが、当園は定植してからの病気は少ないので農薬は使っていません。
この消毒のメリットは土作りを兼ねていて雑菌や病原菌が蒸し殺されたり、酸欠で死んだりします。
また処理をする前に高熱に耐えられる酸素が無くても生きられる菌を投入する事で前作の苺の根っこ等も食べてくれるので、次回作の根が張りやすく病気になりにくい。
ただし日数と温度が必要なので温度が必要なので夏しか栽培できない地域、作物への効果は限定的です。
農薬のメリットは確実に効果があるものが登録されている。ただイメージが悪いのと、次の作物を植えるまでの日数が指定されているので、法令遵守で植えるまでに間に合わない場合は使えないか、植え付けを遅らせる必要があります。
当園は高設栽培になり、通常被せるビニールは温度をより上げやすい透明が主流ですが器材にプラスチックを含むので、変形を考えると黒にしています。それでも高温にしにくいので土で作るほどの効果が得られていませんので日数が必要になります。