通常の農薬ではなく少し種類を変えてみます。特殊農薬は食べ物にも使われる重曹や次亜塩素酸水(次亜塩素酸水は酸性の物だけ登録されています)
また有機農法適合農薬もあります。これは自然由来であったり、作物が自ら作り出す成分だったり、製造行程において化学物質が混入しない事。などなどです。
当園は極力農薬を使いたくないので、何度も使えるタイプ(抜き出て人体に影響がないものは時々使用制限がない)を主力に特殊農薬を使ったりします。
個人的には農薬は野菜のお薬と思ってます。
さて、最近では農薬が蜜蜂をダメにするとの事で前回別の問題を指摘しました。
今回は有機農法の観点から見る蜜蜂の影響です。
前述した様に有機農法適合農薬というのがあります。
自然由来だから人間に優しいとか有機の先生達が言ってます。普通の農薬は体に悪いし蜜蜂を殺しているとも言っていますが、果たしてそうなのでしょうか?
例えば、今回は有機農法適合農薬の一つ、スピノエースという薬剤ですが
アップしてみます。
書いてある様に有機農法適合農薬であっても、蚕や蜜蜂に影響があると書いています。
有機農法は人類が食べ物を作り出してからずっと長い間体に取り入れて順応したものを食べます。
農薬はできてまだ百年経ってないので歴史も浅く危険と思われていますが、その時間差を埋めるが如く科学で根拠を立証しています。
また科学で理解できるからこそ、有機農法適合農薬というのも製造されます。
指導者が間違った情報を発信すると、学んだ人がそれ以降間違ったコピーをしていきます。
有機農法も科学を元に可否しています。一部だけ科学を取り入れて、科学的根拠で作ってる農産物を排除しようとしますが、蜜蜂への影響は有機農法にもあるという事です。
その後、養蜂家さんと話しましたが、蜂に悪さしているダニへ効く農薬が必要と言っていました。
農薬は聞こえは悪いですが、作物や蜜蜂の命を守る為に必要な場合がある事を理解してもらいたいです。
今の人口を維持できているのは科学のお陰で、通常の農法により食べ物が潤沢にあるからです。
ヨーロッパの論文では全て有機農法になったら今の人口は維持できないと言われています。
有機農法は万能ではありませんが、優れた農法の一つです。
通常の農法ではできない事ができたりします。双方の良し悪しを理解し、適切に選ぶ事をオススメしています。
ちなみに当園は両方バランスを考えて必要な物を選んでいます。