いちごに優しい天敵農薬

今年もお世話になります。
害虫を食べてくれる天敵である生物農薬を放飼しました。
一応、農林水産省登録の殺虫剤になります。

おがくずと一緒に1瓶あたり2000匹くらいの天敵が入っていて、それを葉っぱの上に少しずつ撒いていきます。
これを入れると他の化学農薬の使用がかなり制限されます。
何故ならば、せっかく入れた天敵が死んでしまうからです。
この天敵は一種類の虫にしか効果がないのですが、いちごに悪影響を出す主要な害虫は4種類(ハダニ、ヨトウムシ、アブラムシ、アザミウマ)います。

害虫さえいなければ農薬を使う必要はないのですが、虫が出たまま農薬を使わないでいると、作物が自ら殺虫成分を作り出します。
その濃度は農薬の比ではありません。
農薬は元々それらの成分を分析して人工的に作り出したものです。
無農薬だから安全という訳では無いという事です。

とはいえ元々、殺虫剤はあまり使いたくないので、栽培管理を上手にやって抵抗力をつけて行きたいと考えています。

最近までは食品衛生の勉強をして食あたりの心配を減らす為に殺菌剤は有機農法適合農薬や食品添加物許可系のものを上手に使おうと努めてましたが、
殺菌によって微生物が死滅して、蜜蜂がタンパク質不足になると文献を見まして、殺菌剤の使用も減らして行こうと思います。

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