投稿やブログで
桶に特殊な資材を水と一緒に入れていちごを漬けておくと農薬が浮いてくる。
といった主旨のものがあります。
その桶から油分みたいなものが分離されて出てきています。
そして、それは農薬で危険です。
農薬用洗剤や牡蠣殻のパウダーを使って落とさないといけないと不安を煽って買わせようとしてます。
私も投稿者に廃液の科学的な分析結果やメカニズムの提示を求めましたがブロックされてしまいました。
医師でも農薬の危険性をうったえる投稿をされる方がいます。
私が医者ならば医学学会で論文として公開し根拠を明確に認めてもらい、医師が処方している薬も農薬も製薬会社が作ってるので、医学的目線で厚労省に協力してもらい、農水省にしっかり対応してもらうのがベストと考えます。
しかし、その医師はそうなってません。
けど講演活動で忙しいみたい。
農薬の正体?
あれ?これに似た奴を見たことがある。
いちご農家だからこそ、わかる症状を皆様にしっかりお伝えせねば。
しかし、その証拠を示す必要がある。
それは再現性が低いので起こるのを待つしかありませんでした。
そして今日。その証拠が撮れました。
そう!農薬と言われていた物の正体は、実は作物が作り出す体液。栄養分だと想定します。
下記、写真をみてください。
農薬であれば全体にでていてもおかしくありません。
いちごの枝先、これは以前いちごがついていた場所です。
普段は乾いてかさぶたみたいになって樹液を送り込まないのですが、たまにいちごがいなくても送り込むやつがいて、それが葉っぱに落ちて溜まってるものです。
うっすら油分が見えています。
これがよく見る桶の中に浮いている物の正体です。
当園最後に消毒したのはほぼ一ヶ月前。有機農法適合農薬、食品でも使われる重曹の仲間みたいなものです。
一ヶ月もあれば、紫外線分解や、代謝でそこに残らないと考えますが。
またそこも分析ではないので確実には言えませんが。
農薬の正体は樹液
この樹液の中には糖や油脂、葉酸やビタミン、タンパクなどが含まれています。
難しくいうとファイトケミカルというものです。
また牡蠣殻に含まれるカルシウムは吸着効果があるので、いちごの体液を引きずり出したと考えるのが自然です。
少しの農薬を除去する為に、色んな栄養分を失わせる事をわざわざお金と手間をかけて分離させているという事です。
ちなみに園主の私は「そのまま食べて美味しいいちご」を目指してます。