当園の栽培方法
当園ではこれまで通りの土耕栽培と高設栽培の二種類の栽培環境となりました。
元々、土耕の方でも高設で使われる養液栽培技術を取り入れた養液土耕をやってましたので
高設にも対応できる技術はあるはずです。
また高設の方でも土耕の技術を一部使っています。
美味しさと甘さはどうなる?
土で作った方が美味しいという人もいます。
そして私もそうだなと思ってました。
しかし、あえて棚にした理由は
極めたらこちらの方が美味しくなるかもしれないという仮説を立ててたからです。
品種の差は絶対にありますが、それ以上に作り手で甘さは変わります。
高知発祥の技術
それは高知で発祥したフルーツトマト。
これはトマトをギュッと濃縮して元々のトマトとは違う高級品として認識されるようになり、その名称の差別化でフルーツトマトと呼ばれる様になりました。
その技術の一環として隔離栽培といって、土を使いますけど根の張る領域を狭めてコントロールする事で美味しくなっています。
苺の棚はその根域をコントロールする事ができます。のでフルーツトマトの栽培と似ています。
ただ、土は人工的に作られているのでどれだけ土の再現性を出せるのかがポイントになるのではないか?と考えています。
それでいろんなメーカーを調べて、自分の信用している資材と相性の良さを考慮しつつ、一番の理由はこれ楽しそう。と思って導入しました。(*´ー`*)
少し時間かかりますが、三年後には土より美味しくなる様にする!
と言い切りたいです(笑)
フルーツトマトに並ぶようにスイーツ苺とでも名乗ろうかな(*´∀`)
栽培環境と品種特性の差
大きく分けて差がある部分は
土耕と高設栽培、施設の体積と設備。
メーカーの指定もあり肥料も半分違います。
植えたタイミングも多少異なるものの土耕と高設を比較した時に初期は土耕が良かったのですが、コントロールが上手く行ってる高設の方が優秀です。
土耕は残念ながらフィルムが遅れて、寒さによる苺の休眠に入るギリギリで間に合いましたが、高設に追い抜かれました。
フィルムの有無でも成長に明らかな差があることがわかりました。
ただ、単純に張るのが遅れたので休眠ギリギリだったので適切な時に張れたらどうだったかな?と気になりますが。
現時点での差です。
土耕で成長が遅い品種
土耕で成長が早い品種
高設で成長が早い品種
高設で成長が遅い品種
明らかな差になりました。
まだ苺はできていませんが、心配していた栽培不良もなさそうです。
高設は具体的には言えませんが、美味しいだろうな。と長年の勘が言っています。
後はどれだけ土で作ったものに近づいているのか?また高設の良さと相まって土を超えられるか。
楽しみです!
未定ですが、会員制(会員紹介のみ)のいちご狩りを考えていたりします。