やっと高設の水かけが終わり
やっとこれまでやってたハウスの肥料をいれる事ができました。
以前製作した、再現できないオリジナルブレンド
「主婦の裏技、倉庫の余り物」
やっと役割を果たしてくれました。
(*´ー`*)
今日は普段からお世話になってる(株)こうち暮らしの楽校
松田さんが私の仕事の遅れを聞き付けて、電話をくれて肥料を撒きのお手伝いに来てくれました。
さすが幼少から農家仕事しているだけあって、両手で器用に撒いてくれました。(松田さんの実家は茄子農家)
こういう所は非農家、修行無しの私はやり方を思い付かない(笑)
お陰さまでなんとかトラクターまでは終わりました。
途中松田さんから、どうやってこんな細かい所まで勉強したんですか?普通は配合肥料を沢山使って種類は少ないですよね?
と言われましたが、
周りに苺農家がいなかった事、農家の知り合いもいない。指導もいない。だから文献を調べたり、独学で仮説と検証を繰り返して現場レベルに昇華させてきました。
(凄い農家さんに直接教えて貰いだしたのは本当にここ数年です。)
一言で言うと「マイナス要因を限りなく減らす」農法です。
プラス要因に関してはこれから凄い生姜、ユリ農家さんに聞きます。(笑)
今回の作業は味や品質を決める土台作りとなります。
美味しさへのこだわり
まずは事前に土壌分析(肥料がどのくらいあるのか?)します。
普通、熱心な農家さんでも土壌分析して調べる回数は年に一度。
さらに肥料をいれるタイミングは植える時にだいたい一度。
比べて、私は一年間で三回、土壌分析をかけてます。
それから有機肥料をベースに化成肥料も混ぜていきます。
肥料の種類は液体肥料も含めると時には20種類を超える時もあります。
ちなみに少ない時は10種類くらいです。
また液体肥料を除く肥料の与え方も3パターンです。準備を含めると4パターン。
それを始めてからは、天候には勝てませんが、比較的安定した味を作れる様になりました。
「美味しい苺を作る為に毎年同じ肥料を使っている」
という農家さんは沢山いらっしゃいますが、
私の農法では
「安定した味の苺を出す為に、必ずしも同じ肥料を使い続けない」
という真逆をやっています。
勿論、同じ物も使いますがそれ以外の物も調べてから使うようにしています。
指導しているメロン農家さんにオススメしても、私は使わない物もありますし、同じ物もあります。
逆に私は使うけど、使わせてはいけないという物もあります。
美味しくなる方法もそれぞれの考えがあります。
だから高い水準にある農産物は農家さんの腕で味の特長が違います。
残念ながら「同じ物」として売ってる所ではそれは分かりにくいので、当たり外れが多いです。
「特長の違い」を確かめたい方は
それを売りにしている所を見つけないといけないかもしれません。
(余談)我々農業者も努力している人が増えました。そういった所をご紹介できる様に、また考えていきます。
今年は二年ぶりの復帰戦と
初めての試みである高設栽培
腕が落ちたと言われない様にがんばります
!ヽ(・∀・)ノ